花釵紋

新橋遊吉
報知新聞社
1969年初版 (定価300円)
状態:B(少しヨレ・書店票有)

『京都・紫野で占い師の老婆から「あんたは珍しい手相や。おんたを恋して、淫欲を満たした男は、必ず死ぬのや。それを”花釵紋”というてな」と、呪いのように教えられた北洛・月照院の娘、片桐祥子は、数奇な運命にもてあそばれる。
 おけら詣りの夜、祇園さんの華やかなハヤシの音、伏見稲荷の祭礼の日、淀の競馬場に、葵祭りにさんざめく宵……。”花釵紋”にもてあそばれ、恋に狂う男をそのいけにえとしながら、祥子はもだえる──。京都の四季を彩る祭りの陰に咲く妖しく哀しい女の物語』
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