競馬放浪記

新橋遊吉
角川文庫
1991年4版 (定価380円)
状態:B(少しシミ)

『世の中がまだ戦後の混乱期であった頃、俗にボロ菊をよばれていた大阪の菊花高校は、風紀が乱れに乱れ、不良生徒の溜まり場であった。授業料の使い込みは勿論のこと、飲酒、ヒロポン、女郎買いと、その悪はとどまるところを知らなかった――。
 その菊花高校の生徒戸上正人が、悪友春名に誘われ競馬に手を出したのは17歳の秋だった。サラブレッドの美しさと競馬の醍醐味は惹かれた正人は、急速に馬券にのめりこんでいくが……。
 昭和24,5年、トサミドリ、トキノミノル全盛の頃、思春期を迎えた正人の無頼にして充実した日々を描く、青春競馬小説』
[解説]郷原宏
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