馬よ波濤を飛べ(上・下)
赤木駿介
時代小説文庫
1994年初版 (定価1,389円)
状態:B(少しヤケ)
『「なんと!純之が危険な韃靼行きの使者になったというのですか?」ゆき姫は顔色を変えて立ち上った。「近々、お前を九戸実親へ嫁入りさせようと思っている」── 父・晴政の言葉にゆき姫は涙した。南部藩馬役の息子・桜庭純之進は韃靼に優秀な種馬を求めて船出した。が、船は大時化にあい、難破して長門に流れ着いた。純之進の前途多難を思わせる旅立ちであった。時代小説に新機軸を拓く海洋冒険小説の誕生!』
[解説]武蔵野次郎