競馬番外地

新橋遊吉
青樹社
1973.9.15 (定価680円)
状態:B(天ヤケ・少しシミ)

『屋島ドライブウェイを疾走する一台の車があった。ハンドルをとっている鬼面彦太は、大阪から来た社長の姪・三原啓子、この傲慢な女を、屋島の先端・長崎鼻で”略奪”し、会社を辞め、ひょんなことからせしめた六百数十万の札束を薄く汚れたバックにつめて、故郷を捨て大阪へ発った。
 彦太は大阪、床内の安アパートで競馬狂のバーのホステスから誘われた阪神競馬のサラブレッド三歳馬の条件レースでゼッケン番号と枠番号とを間違えて大穴馬券の三万円の一発勝負が七千四百円の高配当を呼んで、二百二十万円をものにした。この日から馬券師・鬼面彦太の生活が始まった……』
販売価格 SOLD OUT
売切れ

Top