北関東から競馬がなくなる日

曠野すぐり
新風舎文庫
2006年初版 (定価600円)
状態:B

『三十代も半ばに近づきつつある「俺」。十九のときからミュージシャンを目指し(いや名乗り)、定職につくこともなくここまできたけれど、どうにもパッとしない。こんな俺に愛想をつかした恋人とは一年前に別れたきりで、いまや俺のパートナーはギターと十七年つけ続けた十五冊の日記、そして週末の競馬だけだ──。〇三年春・足利、〇四年末・高崎、そして〇五年春・宇都宮。消えゆく北関東の地方競馬場に自身を重ねるように、ひとりの男が「青春」にけじめをつける姿を、ユーモアとペーソス溢れる筆致で描いた短編連作集』
95頁
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