天皇賞レース殺人事件

草野唯雄
サンケイノベルス
1972年初版 (定価530円)
状態:B

『天皇賞レースのゴール直前、思いがけないアクシデントのため、絶対本命のクニホマレが二着になり、大穴となった。騎手の成瀬幸吉に八百長の疑いがかかり、中央競馬会は、不正行為があったとして成瀬を出場停止処分にした。しかし成瀬に八百長のおぼえはない。〈これは仕組まれた罠ではないか〉と、その真相を探るため、クニホマレの馬主で湯浅軽金属の取締役総務部長湯浅照正の娘敬子とともに調査を始めた。種馬として売られたクニホマレを調べるため、裁決委員の一人、原大作と北海道に行くことになった。が、出発前、原は何者かに殺害された。容疑が成瀬にかかる。凶器など周囲の情況は成瀬に不利で、アリバイも不確か。そして決定的な”証拠”がつづいて出て逮捕される。唯一の証人である幼稚園児の母親鎌田定子はそのとき……。謎と恐怖の連続に、成瀬に代わって犯人を追う敬子は……』
販売価格 600円(税込)
購入数


Top