競馬行脚

新橋遊吉
青樹社
1973.2.25 (定価420円)
状態:B(少しシミ)

『美雪の父親・桜井昭次は、大阪道修町で大きな薬問屋をかなり手広くやっていた。そんな昭次が競馬に憑かれだしたのは、妻である貞子が死んでからであった。その時、美雪は十三才であった。そして七年、昭次の競馬狂いは店をもつぶし、自分は借金のためにガス管をくわえて自殺した。美雪に残されたものは多額の借金だけであった。数日後、美雪は一大決心をしていた。債権者の借金は三百万円余り、今の有り金三十万円を十倍にすれば払える。残された可能性は競馬以外にない。父の血筋だ、私にも勝負師の血が流れている!翌日、美雪は六甲ステークスの行われる阪神競馬場ンに立っていた……』
販売価格 SOLD OUT
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