競馬太平記

新橋遊吉
グリーンアローブックス
1970.3.15 (定価580円)
状態:B(少しシミ・少しヨレ)

『伊賀征平は大阪市内の砂上建設経理課勤務のサラリーマンだが、金曜日の午後からは、週末の競馬が目の前にチラついて仕事も手につかぬ競馬狂い。なけなしの資金を懐に出かけた阪神競馬場で、バッタリ逢った学生時代の友人杉川正勝の馬券師ぶりを見せつけられて、負けていられぬと脱サラを敢行。資金は実家の土地をこっそり売り飛ばし、妹の紀美子と山分けした千六百万円。独自に考案の”伊賀流馬券戦術”も好調で、一日に百数十万の大儲けで松川(杉川?)をびっくりさせたり、高校の同窓生柴田多喜子や砂上建設の女子事務員前田順子をはじめ、高級クラブのホステスを片っ端から頂いたり、天下を取った気分であった。だが、京都競馬場で、ノミ屋稼業の再従兄伊賀天童の甘言に誘われてノミ馬券に手を出してしまったのがケチのつきはじめ……』
販売価格 1,200円(税込)
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